HOME > 研究室イベント > 2023年11月6日~10日

13th International Fatigue Congress (FATIGUE2022+1)
 @ 広島国際会議場,広島 (2023年11月6日~11月10日)


 2023年11/6(月)~10(金)に広島国際会議場にて開催された「Fatigue conference 2022+1」にM2四ツ谷,安藤,野瀬,橋本,M1長田が参加してきました.11/8(水)に行われたセッションにて本研究室の四ツ谷,安藤,野瀬,長田が発表を行い,最終日のセッションにて橋本が発表を行いました.4年に一度開催される本学会は昨年度開催予定でしたが,新型コロナウイルスの蔓延により1年延期となり,本年度広島県にて開催されました.本学会は国内外問わず世界各国の疲労分野を専攻する研究者,技術者,エンジニアが参加し,300名を超える方が集まりました.
(文責:M2四ツ谷,安藤,橋本,野瀬,M1長田)



会場の様子です.7つの部屋に分かれて3日間にわたってオーラル発表セッションを行いました.




以下,発表者コメント

M2 四ツ谷
 自身の研究を国内外様々な研究者に知っていただき,ご指導いただけると思い,本学会発表への参加を決めました.国際学会ということで英語力も求められ,自身の研究成果を簡潔に説明することに非常に苦労しました.たくさんの質問をいただき,発表終了後には海外の研究機関の方と議論を深めることで自身だけでは解決できなかった課題や最先端の研究状況など多くの知識を得ることができました.これらは国内の学会では得られなかった非常に貴重な機会であり,このような機会を与えていただいた菅田先生・曙先生には深く感謝申し上げます.

M2 安藤
 初めての国際学会という事で、緊張はしましたが自分のベストを発揮できたと思います。質疑応答では、様々な角度からの意見をいただくと共に、自身でもう一度検討しなければならない点や今後の課題を発見する事ができました。卒業まで残り僅かな期間ですが、今回の国際学会で得た知見をもとに、今後の研究活動に取り組んでいきたいと思います。また、英語という事もあり聞き取りや返答に苦労しましたが、自身の英語力を見直す良いきっかけとなりました。

M2 橋本
 初めての国際学会であり、普段とは違う雰囲気の学会発表に非常に緊張しましたが、自信を持って海外の人に自身の研究内容を伝えることができました。しかし、質疑応答では自身の英語力の無さを大変痛感しました。また、これまでは「平均応力」の影響に関してのみの考察を行っていましたが、「残留応力」の影響に関しても今後考察していくべきであると学ばせて頂く機会となりました。今回の学会で得た経験を活かし、今後の研究活動に取り組んでいきたいです。

M2 野瀬
普段から英語に触れる機会が少なかったので,英会話に通い,英語を少しでも話せるようにして臨みました.発表では質疑応答でとても苦戦しましたが,海外の方と話す機会が多く,少しずつ英語の成長が実感できた1週間でした.また,AM技術に関して発表を聞く機会が多く,新たな分野に関しても知見を深めることができました.このような貴重な機会をいただくことができ,先生方には感謝の気持ちでいっぱいです.本学会が学生生活で最後の学会でしたが,とても多くのことを学ぶことができました.卒業まで残り少ないですが,研究や英語について勉強していきたいと改めて感じました.

M1 長田
自身3回目の学会発表でしたが,初めての国際学会で英語での発表だったので何度も練習を行い発表に臨み,無事に発表を終えることができました.しかし,質疑応答では外国人の方からの質問が聞き取れなかったり,質問内容が分かっても言いたいことを英語で伝えられなかったりと自身の英語力不足を痛感するとともに,悔しい経験にもなりました.また,破壊モードが複雑なのにこのような評価方法でよいのかというような鋭い質問もいただき,改めて自身の研究について考える機会にもなりました.今回の学会で感じたことを忘れず,研究活動や英語の勉強に励みたいと思います..



また,長田くんは学生間で優れた発表を行った参加者を表彰するBest Student Presentation Awardを受賞しました.

以下,本人コメント.
 初めての国際学会で,また,他大学の学生の発表のレベルの高さを感じていたので,このような賞をいただけるとは思っていませんでした.始めは嬉しいという感情より驚きの方が大きく実感がわきませんでしたが,自分の発表を高く評価していただけたことを大変光栄に思います.自身の研究にご協力,ご助言いただいた皆様に感謝し,頂いた賞に見合うよう今後の研究活動に努めてまいります.




4日目にはリーガロイヤルホテル広島にて,Banquetが催され,たくさんの参加者があつまり交流を深めました.



学会発表時の緊張感ある雰囲気とは異なり非常に和やかな雰囲気で、同じ「疲労」を研究する様々な方々と交流させて頂きました。食事は寿司や刺身、お吸い物等の日本食を中心としたメニューであり、非常に美味しく、海外の方も喜ばれていました。催し物として日本の伝統芸能である「神楽」が披露され、海外の方は「八岐大蛇」の迫力に非常に関心を持たれていました。



学会は11/6~11/10までの5日間を通して行われ,本研究室の学生も運営スタッフとして活躍しました.
海外の研究者と接する機会はなかなかなく,積極的に交流することで国際交流や英語学習への意欲,最先端の研究を知る素晴らしい経験となりました.これまで英語を話す機会が少なかった学生にとって様々な国の方と話すことに苦労する様子も見られましたが,無事に終えることができました.

披露され、海外の方は「八岐大蛇」の迫力に非常に関心を持たれていました。


振り返り
 
今回の学会を通して最も印象に残ったことは最先端技術であるAM(Additive Manufacturing)に関して,多くの研究発表がなされていたことです.Plenary sessionでのFatemi先生(USA)やHong先生(China)をはじめ,各セッションにおいてもcyclic deformationやvery high-cycle fatigueなどの疲労セッションに並ぶ発表数で改めて,AM技術の将来性や注目度を伺うことができました.また, JAXA 植松さんのPlenary sessionでは海外の研究者が非常に興味を持って公聴しており,日本の技術力の素晴らしさを実感することができました.学生にとって,このような国際的な交流の場はなかなか経験できない機会であり,最先端の研究や国際間での交流を通じて,自身の研究活動への意欲や新しい気づきを得ることができました.

最後になりますが今回の国際学会の発表にあたり,菅田先生,曙先生,杉本先生,中丸さん,林さんにはたくさんのご指導いただき心より感謝申し上げます.
 

ページトップに戻る