HOME > 研究室イベント > 2024年8月20日~9月13日

海外インターンシップ
 @ German Aerospace Center (DLR), Germany (2024年8月20日~9月13日)


 2024年8月20日~9月13日の期間,ドイツのGerman Aerospace Center (以下,DLR)でインターンシップに参加しました.DLRはドイツで航空宇宙に関する研究を行っている研究機関です.私は1か月間Al材のFSW突き合せ継手の強度評価に関する研究を行ってきました.一か月間で引張試験のひずみデータをデジタル画像相関法(DIC)で測定し,解析するまでの一連の流れを学びました.航空機に適用する接合材であるため,大学での研究とは異なり,ASTM規格を理解し厳密に規格に則った試験を実施する大変さを感じました.
最後にインターンシップを快く受け入れていただいたBeselさん,Marion Bartsch先生,一緒に実験を行ったテクニシャンのEricさん,優しくフレンドリーに接してたDLRの研究員の方々にお礼申し上げます.また,インターンシップに行くにあたりたくさんのご協力をいただきました菅田先生,曙先生,小川先生に心より感謝申し上げます.
今回の留学は広島大学工学部後援会にご支援していただきました.感謝申し上げます.
(文責 : M2長田)



DIC測定のためのパターニングにはテクニシャンの方のノウハウがあり試行錯誤を繰り返して最適な方法を採用していることを知りました.パターニングを行っている際の様子です.初めは中々うまくいかず何本かやり直しました. 



最終週はDLR内で開催されたPh.D.セミナーに参加しました.このセミナーは,DLRに籍を置いて他の大学や研究機関で研究を行っている博士課程の学生とDLRやesaの研究員の方が研究発表を行い,esaやDLR内の研究施設を見て回れるツアーも含まれているイベントでした.esaの宇宙飛行士訓練場やLUNAアナログファシリティの見学はとても面白かったです.





三度あった週末の休日にはドイツ国内だけでなく隣接している他国にも観光に行きました.滞在先のケルンは北東に位置するためベネルクス三国のベルギー,オランダ,ルクセンブルクに行きました.各国,魅力的な世界遺産や美味しい食べ物があって楽しむことができました.








ドイツと言えばやっぱりビールとソーセージということでたくさん飲んでたくさん食べました.ケルシュというドイツの地ビールは飲み終わると注文せずとも勝手に新しいビールが置かれ始めは戸惑いましたが飲みやすくとても良かったです.ドイツにはソーセージ以外にもおいしい料理がたくさんあり,また,ヨーロッパ各国のレストランがあるため食事は毎日の楽しみでした.


渡航前は言語や食事など不安な面がありましたが,何とかコミュニケーションを取れることや現地の人のやさしさを感じることができました.また他国の文化や考え方働き方など日本にいると感じることができないことを感じられました.1か月という短い期間でしたが,非常に貴重な経験をすることができました.今後はこの経験を活かして修士論文を執筆することに加え,材料強度学研究室に学んだことを還元していきたいと考えております.

ページトップに戻る